17年の失語症の中で生まれました。
何度も挫折感を味わいました。妻の悪性リンパ腫末臨終の枕元でも、中途のハミングで詫びました。長文読解が寸断してトータル構成に確信が持てなかったものです。
例えば、魚→馬→蝶々→島とつながっているはずが、最初の魚が消える。
出来上がりも納得出来ませんので、書き直しが起きます。
メロディーもギターが持てませんので、す歌で集めます。詩が変われば、メロディーも微妙に姿を変えてしまいす。
声帯も半分しか機能しないので、1音キーが下がり、音域も狭まります。それでは、自分の持ち味が消えて説得力も疑わしく感じます。納得のホイッスルがなるまで、長い道のりでした。「星空の赤い靴」です。